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7つの習慣『パラダイムシフト』とは?個人で活用する方法

7つの習慣にある『パラダイムシフト』ってご存じですか?

よく、科学技術の発展とか、社会の動きや流れの変化として使われることが多い言葉なので、その見識で理解されている方も多いと思います。

そう聞くと、自分には関係のない遠い単語のように感じますが、わたしは主体性をもって生きるためには、個人でのパラダイムシフトがとても重要だと思っているんです。

本ブログでは、パラダイムとパラダイムシフトの重要性についてまとめてます。

目次

パラダイムとは何?簡単に言えば信念のようなものです

  • パラダイムの概念
  • パラダイムの作られ方
  • パラダイムの影響力
  • パラダイムの重要性
  • 結論として

①パラダイムの概念ー若い女性と老婆の絵

『7つの習慣』に登場した、若い女性と老婆の絵をご存じですか?

※何歳に見えますか?20歳?80歳?(引用元:著書ー7つの習慣)

パラダイムとは、自分がどんな風に物事を捉え、理解し、解釈するかに関わる「視点」や「フレーム」のことです。

上の絵が、若い女性に見えたのか、老婆に見えたのか。

見方を変えると、老婆にも見えて、若い女性にも見えて、見え方の違いがあるのは分かりますよね。そう、絵だから、見え方の違いだけはとても分かりやすい。

こういう観念は、個人の価値観や過去の経験、育てられ方などによって変わってくるので、人それぞれ違いがあります。

パラダイムは、個人にとってとても常識的で、固い信念でもあるので、一度固まると、なかなか変わらない。

このパラダイムが変わると(パラダイムシフト)、新しい目線で物事をとらえることができるようになります。

②パラダイムの作られ方

パラダイムは、成長する過程で多くの要因から影響を受けて形作られます。

家庭の背景、教育体系、文化、社会的な経験から影響を受け、物の見方に特有のフィルターをかける。

個人的には、家庭の背景、教育体系は大きい気がすると思っていますね。子どものうちに作られやすいでしょう?

つまり、目には見えないフィルターをかけて物事を見るようになる。

例えばですが、お友達であるAさんから『お前』という呼ばれ方をしたとします。

Bさんは、何とも思わないのに、Cさんは、

お前って何!?

となる。

こうした違いが、それぞれのパラダイムの違いを表しています。

③パラダイムの影響力

パラダイムは、日常の選択や行動に強い影響を与えます。

物事をどのように認識し、理解し、解釈して行動して行くか?に関わってくるからです。

互いに同じ状況に置かれていても、パラダイムの違いからその解釈や反応が異なるため、結果も多様になることがある。

具体例として、先ほどの『お前』と呼ばれることに抵抗を感じないBさんと、『お前』と呼ばれることに嫌悪感を示すCさん。

この場合、Bさんは何事もないまま友人と話を続けますよね?ところがCさんの場合は、、

そもそも、人にお前ってどういう神経してるの!?バカにしてるの!?人のことは名前で呼ぶべきだよね!?

ってなる可能性もあるし、『お前』という呼び方をしたAさんを嫌い、避けるようになる可能性もある。

この場合、悪いのはどちらでしょう?って言うのを、わたしは『無意味な20ー80論争』と言ってます。

人のことを『お前』って言うくらいよくない?という人もいれば、『お前』って言う方がおかしいでしょ、っていう人もいる。これは価値観の違いです。

この価値観の違いくらいなら、まだいいですよ。

ところが、人生において大切なことに対する『思い込み』だったらどうでしょうね。大きな大きな『思い込み』をしていたら、マイナスになってしまうパラダイムを持っていると、人生をマイナスの方へ導いてしまう。

自分の大切にしているパラダイムによって、人生が左右されるとしたら。

④パラダイムの重要性

パラダイムが重要視される理由は、普段の行動や意思決定がこれに基づいているからです。

聞いたことありませんか?

「思考が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」

自己のパラダイムを理解し、変化を意識することで、思考の幅を広げ、新たな視点を得ることが可能になり、それが人生に影響して行く。

他者の意見を受け入れ、柔軟に対応する土台を築くためにも、パラダイムの意識・理解は欠かせない要素です。

まず、気づくことから始めないと。

⑤結論として

パラダイムは、私たちが物事をどう捉え、どう反応するかを決定づける重要なものです。

自分自身のパラダイムを深く理解し、その変化(特に感情)に敏感になることで、人生における選択肢を広げ、より良い結果を引き出すことができるんです。

パラダイムシフトの重要性

  • パラダイムシフトとは?
  • 変化を示す兆し
  • 新たな視野の開拓
  • 自己の成長のチャンス
  • 社会全体への影響
  • 日常生活における実践

①パラダイムシフトとは?

パラダイムシフトとは、物事の捉え方や思考の基本的な枠組みが根本的に変わることを言います。

この変化は、個人の内部における変化とともに、外的要因や社会的な状況によっても引き起こされることがある。

人は「パラダイム」を持っていて、その「パラダイム」に基づいて物事を捉え、考え、判断して生きています。

わかりやすく言うと『信念』のようなものだと思います。

えーと、悪く言うと『思い込み』です。

②変化を示す兆し

生きていると、小さな出来事から大きな出来事まで、色々なことが起こりますよね?

そんなときにこそ、パラダイムシフトが役立ちます。

この変化の重要性は一体どこにあるのか?

あの『お前』と言われて嫌悪感を示したCさん。その価値観は別に問題ない。個人の問題だから。

『お前』と言われて、

そもそも、人にお前ってどういう神経してるの!?バカにしてるの!?人のことは名前で呼ぶべきだよね!?

ここでは『お前』と言われて、怒っているCさんというだけなので、その現状だけが見れますよね。

あの若い女性と老婆の絵で説明するなら『なんか絵があるー』こんな感じ。

そこから『別にお前くらい良くない?』派と『お前は止めた方がいいんじゃない?』派が現れる。

『あの絵は若い女性だよ』、『いいや、老婆だよ』。

20歳でしょう?80歳でしょう?って言う、意味のない論争が始まるワケです。

ところで、『お前』と言われて、反応的行動しか取れていないCさんに気が付きましたか?

これが、反応的な行動と言って、主体性の無い人の行動になります。結果、『お前』って言うAさんのことを嫌いになったり、避けたりし出す。

そして、自分の感情を受け止めることなく、Aさんにぶつけてしまっている時点で、Cさんの中で課題のすり替えが起こってしまっている可能性がある。

この課題のすり替えに本人ですら気が付かない、これがパラダイムシフトが難しい理由のひとつ。だって、正当性の主張だし、間違えてはいないから。正しいことは振り返らないでしょう?反省もしないし。

という事実を見ることができたでしょうか?正しい意見を主張するかのように論争に持ち込むことで、自分の正当性を主張し出す。つまりは勝利を目指す。

さらには、自分の深層心理に気付くことなく、パラダイムに向き合うことなく相手を咎めに行ってるという感じ。

自分は正しいことをしている。

そこじゃなくて、お前と言われたくないのであれば、

あのね、私『お前』って人に言われるの苦手なの。だからちゃんと名前で呼んでくれる?

って言うだけでいいですよね?

Cさんはなぜ『お前』と言われて感情が乱され怒ったのでしょう?どういう感情が沸き起こったか?というのをCさん自身が気づいておけばいいんですよね。要するに自覚。この自覚が80歳の老婆。

自覚をスッとばかして、相手咎めに行って『Aが悪い!!謝れ!』だと、揉める、揉める、揉める、、

ちょっと掘ってみます。

③新たな視野の開拓

パラダイムの転換によって、これまでは考えられなかった選択肢や解決策が見えてくることがあります。

たとえば、難題に直面した際に新しいアプローチをしてみることで、その後の流れを変えることができるのではないかと。謝罪するという結果を変えることはできないけれど、結果のその後にアプローチが効く。更なる結果に、良い影響を与えることもできる。

例えば、『お前』と言われて嫌悪感を抱いたCさんの内的な要因として、馬鹿にされているいう劣等感があったらどうでしょうか。

『お前』と言われて、嫌悪感を抱くその要因は?

背景に『馬鹿にしないで!(わたしを大事にしてほしい)』があったらどうでしょうね。

Cさんに根付いているパラダイムは、『わたしを大事にしてほしい』というもの。

そしてこのパラダイムは人生に影響を及ぼして行くものでもありますね。だって、すべての出来事に対してこのフィルターがかかるから。

対人のパラダイムシフトって、難しいところがあるんですよ。素直に吐露しない分。あと気が付いてないっていうこともある。特に↑赤文字の部分。あれが難しい。

作られてきたパラダイムによって、Cさんからしたら、まるでAさんが人を馬鹿にしてる人に見える。けど、Aさんからしたら、親しみを込めて『お前』と言っているだけ。

Aさんから見た景色と、Cさんから見た景色が全く違うんです。

しかも、解決に導くためにはCさんを大事にしているという受容が必要になるのに、、

『お前くらい別によくない?』

『お前はさすがにダメでしょ。』

こういう論争が繰り広げられるワケです。周りでも。どうですか?この無意味な20-80論争。

この論争の後に、繰り広げられる展開、それは、

ごめん。お前って言ったオレが悪かった。

こうでしょうね。勝敗で言えば、Cさんの勝ち。ある意味ひとつの結果がでました。

ただし、パラダイムシフトしてみると見えてきた『わたしを大事にしてほしい』に対しての結論が無いんですよ。課題のすり替えが起こっているの分かりましたか?

Cさんには、20歳の若い女性しか見えてない状態です。20歳とは『バカにされた私』。80歳の老婆が見えていない。80歳の老婆とは『わたしを大事にしてほしい』このパラダイムです。自分からも両方見えないといけない。

よく見ますよ。すり替えられた課題で討論・議論している人々を(20-80論争です)。

なーんの意味があるんだろうなーと思ってます。

わたしがAさんの立場になって、主体性を持ってこの件を収めようとすると、

ごめん。だけど、Cは、いっつも笑顔で面白いし、いっぱい元気貰えるから、つい『お前』ってなっちゃって。仲良くなりたいだけだったのよ。嫌だと思うなんて思わなくて。今度からちゃんと名前で呼ぶから、ずっと友達でいてくれる―?頼むよぉぉぉぉぉ!

こんな風に言います。

いっつも笑顔で面白いし、いっぱい元気貰える(バカにしていない)、仲良くなりたい、ちゃんと名前で呼ぶ、ずっと友達(大事だ)。

冗談ですがりながら言うのも手ですよ。おもしろいしー。

最初の返答だと、Aさんと亀裂が入る可能性も高く、Cさんの隠れている欲求も満たされていないので、Cさんはまた、同じ問題に直面する可能性も高い。

きっとまた、同じような人を咎めに行く。

ところが、この返答だと、Aさんと亀裂が入るどころか、Aさんとの絆は強くなるんじゃないでしょうか?それをきっかけに、その小さな受容が、Cさんのパラダイムに変化をもたらすことができるかもしれない。

AさんからCさんを見たときにも『馬鹿にしないで』と『わたしを大事にしてほしい』この2つが見えてないといけない。要するに20歳の女性も80歳の老婆も両方見えてる状態。

物事を見るときに、両方見えてないといけないんですよ。そこから、自分の原理原則に沿って、行動を決めていけばいい。

それが『主体性』です。

謝罪するという結果に終わらず、今後の2人に起こるであろう状況に変化を加えることができた。

④自己の成長のチャンス

パラダイムシフトは、自己の成長を促進する重要な機会でもあると思います。

他人の視点や経験に触れることによって、自分自身の考え方の幅が広がり、自己理解も深まる。

ただ、確かに自己の成長のチャンスではあるけれど、無理にシフトしようとしてできるものでもないです。

小さなものから、人生に影響を及ぼすものまで色々だから。

もし、今自分が、物質的なものに頼って、それで自分を保ててるとしますよね。これを勝手に悪いと判断し、無理に物質欲を捨て去ろうとパラダイムシフトさせようと頑張ることは愚かだと思います。

だって、その物質的なもので自分を保っているんでしょう?じゃぁ、今の自分には必要なものじゃないですか。

欲を手放しましょう。

(また出た、三毒手放し商法)

なんで捨てるの?

毒だろうが何だろうが、私なら必死に守る。だって必要なんだもん。

それに頼って自分を保とうとすることのなーにがいけないんですか?それに頼って自分を保っている自分がいることを、よく理解しておけばいい(認めてればいい)だけの話で。

今の自分には必要。

それでいいですよね。

だって、誰にも迷惑かけないでしょう?

問題なのは、それに頼りながら、自分を保っていることを理解するならまだしも、物質的なものに囲まれて、それを誇っている自分がいるとき。

ところで、あなたは今、どんな物質的なもので自分を保っていますか?

想像できた人、あなたは今、それで自分を守っています。それに守られています。それを自覚さえできればいい。

物質的なものに頼って、今の自分を徹底的に守る。人さえ大事にできていたら、そういう覚悟の仕方してる人の方が断然カッコいいし、魅力もある。

そしてそういう人は、自然とパラダイムシフトできるようになる。

手放す必要なんてないんですよ。手放さないままでもいいんですよ。そのままでもいい。手放せたのなら、それはそれでいいし、それさえできれば、大丈夫なんです。自覚ができたってことは、人の弱さが分かるってことだから。

⑤社会全体への影響

また、パラダイムシフトは個人の枠を越え、社会全体にも影響を与えることがあります。

社会の価値観や規範が変わることにより、個人の考え方や行動が影響を受け、その結果として社会全体の発展につながることがある。

⑥日常生活における実践

自分たちの日常生活の中で、自身のパラダイムを見直すことは、既存の固定観念や価値観を手放すことに直結します。

新しい視点を持つことで、これまで当然だと思っていたことの背後に多くの選択肢が存在することに気づくことがあるんです。

この意識のシフトは、さまざまな状況での意思決定や人間関係に良い影響を与えます。

パラダイムシフトにより、色々なことに深く気づくことができるから、多方面からのアプローチが効くようになる。結果、人間関係で揉めることがなくなって、楽になりますよね。

パラダイムシフトの意義を理解することで、より充実した人生を送り、自己の成長につなげる力を手に入れることができるんです。

見るものが増えることにより、選択肢が増えるということです。見えた選択肢の中から、自身の原理原則に基づいて、意思決定をして行けばいいんです。ピンときましたか?

『7つの習慣』とパラダイムシフト

  • パラダイムの理解が成功を導く
  • 原則へのシフト
  • パラダイムシフトの実践
  • 具体的なエピソード
  • 現代における重要性

①パラダイムの理解が成功を導く

『7つの習慣』には、行動や思考に大きな影響を与える「パラダイム」と、その変化である「パラダイムシフト」の重要性について書かれています。

どのように自らのパラダイムを認識し、そしてそのパラダイムを変えることで、より良い結果を得ることができるのか説明されています。

②原則へのシフト

コヴィー博士は、原則に基づいた思考の大切さについて語っています。

原則中心(誠実な振る舞いなど)のパラダイムは、行動の基盤となり、結果として長期的視座で見た成功をもたらします。具体的には、原則に基づく思考を取り入れることで、短期的な解決策ではなく長期的な視点から物事を捉えることができるようになります。これは、自己の成長や人間関係の向上にもつながって行きます。

③パラダイムシフトの実践

『7つの習慣』には、パラダイムシフトを実践するための具体的な方法が書かれています。

たとえば、第1の習慣「主体的である」は、自らの行動・感情をコントロールすることについて書かれており、結果、主体性が身につくことにより、日常生活の中で容易にパラダイムを見直すことができるようになります。

  • 自覚することー自分の状態や思考を客観的にとらえること
  • 創造力ー自分が反応した結果、どうなるかを想像すること
  • 良心ー物事の善悪を判断し、自分の行動を導く原則を意識すること
  • 自由意志ー自分の意志でどうするか選択すること

④具体的なエピソード

コヴィー博士自身の経験に基づいたエピソードは、パラダイムの変化がどのように行動に影響を与えるかを示しています。

例えば、地下鉄の中で周囲の人々が子供に対して無関心でいる場面で、彼は子供の背後にあるストーリーを考えることから始まりました。

この視点の変化により、彼は初めてその親に対して同情を覚え、行動を変えるきっかけとなりました。このように、パラダイムシフトすることで、思考が変わり、行動が変わります。

⑤現代における重要性

日々生活をしていると、予期せぬ問題に遭遇してしまうことがありますよね。

『7つの習慣』は、そんな状況においてこそパラダイムシフトが必要なことを教えてくれてます。

自分たちが固定観念にとらわれている限り、新しい解決策やアプローチが見えてくることは一切ありません。。

パラダイムシフトを通じて得られる新しい視点は、自分たちの人生やキャリアにおける成功に直結して行きます。

『7つの習慣』を実践することができると、より豊かな人生を目指すことができると思います。

パラダイムシフトを体験するエピソード

  • 予期せぬ発見
  • 目の前の異なる視点
  • 共有することで生まれる理解
  • 共感の芽生え
  • 深まる理解のために
  • 小さな行動がもたらす力

①予期せぬ発見

英語塾での参観日での出来事です。ある男の子が授業中ずっとお話をしていました。

それはもう授業と関係ないことをずっと話している。

『うちねー泥棒入ったんだー。』『先生、コレ見てー。』『あ、教科書忘れたー。』『あのさー先生、○○知ってるー?』

オンパレードです。

②目の前の異なる視点

最初のうちは、よくいる、やんちゃな男の子なのかな?くらいだったんですが、その言動があまりにも多く、授業が成り立たない程にまでなってしまっていました。

お母さんはというと、待合室にいらっしゃるご様子で、これは一緒に見た方がいいのでは、、、?と思うこともありましたが、結局、その状態が1時間ずっと続き、参観日は終わりました。

なんか、すごい授業だったな、、と思いながら、教室を後にしました。

③共有することで生まれる理解

そのお母さんとの面識は数回しかなく、あまり親しいわけでもありません。

ところが、わたしが教室から出て来るや否や、お母さんが駆け寄ってきて『うちの子、療育中なんです。』と一言声かけされたんです。

④共感の芽生え

急な吐露にびっくりしましたが、とても勇気のいる行動だと思いました。

この方は、色々なことを受け止めていらっしゃって、きっと授業を見て不安に思ったであろう私へのフォローまでされている。

お母さんの息子さんを受容される姿に、同じ母親として尊敬の念も抱くと共に、必死に『理解してほしい、分かってほしい』この声が聞こえてきた気がしました。

その後、待合室でしばらく話をすることになり、息子さんについて色々聞くことになりました。

3歳の頃に、保育園の先生から、今のうちに療育に通った方がいいと言われたこと。すごく迷ったけど、小学校の高学年になると、壁が分厚くなる。今から向き合うと、その壁が小さくて済む、もしくはなくなる。と先生から一生懸命説明を受けたこと。

色々話しました。

一生懸命、明るくお話をされる、そんなお母さんの姿を見て、一緒に授業を受講する娘へもきちんと説明をしました。

⑤深まる理解のために

誰かの行動の背後にある理由や状況を考慮することで、感情や反応も変化して行く。

人を単なる表面的な印象や現状で判断するのではなく、その人が抱える背景をもっと理解する必要があると痛感した出来事です。

⑥小さな行動がもたらす力

このような小さな行動が積もり積もって、最終的には自分たちの意識や行動に大きな変化をもたらすことがあります。

パラダイムシフトは、一瞬で起こることもあれば、徐々に意識として育っていくものでもあります。

自分を含め、人はときに弱く、脆くもある、傲慢になることもあり、自身を見誤ることもある。だからと言って、他の人を傷付けていい権利は誰にもない。こんな風に、自身の信念に基づいて、日常の中で他者に対して思いやりを持つこと、理解が大切だと、わたしは思っていて、それがわたしのパラダイムです。

原則中心のパラダイムへのシフト

自分たちの生活をより価値あるものにし、人生の成功を築くためには、「原則中心のパラダイム」への移行が大切かと思います。ココでは、その実現方法やその意味について掘り下げてみようと思います。

  • 原則とは何か?
  • 原則の大切さを理解する
  • 環境を整える
  • 意識的な選択を行う

①原則とは何か?

原則とは、普遍的で永続的な法律や価値観のことを指していて、これらは時代や文化によらず、私たちの行動や判断に深い影響を与えます。

「誠実さ」や「公正さ」などの原則は、現代社会においても極めて重要であり、これに基づく行動は私たちの人間性を高める手助けにもなりますね。

②原則の大切さを理解する

原則中心のパラダイムに移行するためには、まず原則が持つ意味を理解する必要があります。私たちの内面には、長年の経験から形成された価値観が根付いています。

そうした価値観を自分で理解しておいた方がいい。そうすることで、反応的行動を取らずに、コミュニケーションの質を上げることができる上、信頼関係が深まり、より良好な人間関係を築くことができるからです。

原則に基づく実践方法

  • 自己省察の時間を持つ:自身の行動や思考の背後にある原則を探ることが大切で、ひとりの時間を作ることは有効かもしれません。
  • 日常的な小さな行動から始める:例えば募金とか、ゴミ拾いとか、身近な人を褒めるとか。
  • フィードバックを重視する:他者からの意見や感想は、受け入れすぎも良くないですが、参考程度に聞き入れておきましょう。

③環境を整える

原則中心のパラダイムにシフトするためには、まず環境を整えることが重要です。

ポジティブな影響を与える人々と交流し、原則に基づくコミュニティに参加することで、自分の価値観が強化されます。

要するに、価値観が合わないと思う人と一緒にいすぎないこと。自分をよく理解し、他人も理解しておいた方がいい。本質を見誤ると、すぐに劣化するから。

よく言うじゃないですか、お金持ちになりたければ、お金持ちの側に行けばいいって。その人の思考に触れること、そこから学ぶことに意味があると思っています。

また、共通の原則を持つ友人や同僚との対話を通じて、考えの幅を広げることができます。

身を置く環境はとても大事ですよ。

④意識的な選択を行う

新しいパラダイムを受け入れるためには、選択を意識的に行うことが不可欠です。

そして、そこには他責は無い。

選択肢が与えられた際には、どの原則に従って選ぶかを考えることで、自分自身の価値観に基づいた決定が可能となります。

基礎になるのは自分の原則。ここがブレると選択したことも当然ブレる。

これを繰り返すことによって、色々なことが容易に見えるようになってくる。

原則中心のパラダイムへのシフトは、一夜にして達成されるものではありませんが、日々の小さな努力がやがて大きな変化をもたらします。継続することで、人生におけるより深い意味や価値を見いだし、良い結果を得ることができるようになると思います。

まとめ

パラダイムの理解と変革が、自分たちの行動や意思決定に大きな影響を与えます。

自己のパラダイムを深く理解して、柔軟に変化させることで、新しい可能性を切り開くことができるようになります。

『7つの習慣』で説かれているように、原則中心のパラダイムを身につけることは、長期的視座で見た成功と充実した人生を送るためのカギです。

日々の小さな行動を通して、自分自身の価値観を確立し、他者に対する思いやりの心を持つことが大切だと思います。

パラダイムシフトには小さなものから、大きなものまでありますが、継続的な努力と実践を続けることで、新しい視点を手に入れることができ、より良い未来を築いていくことができるようになります。

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