課題は見極めないと“持っていかれる”──宇宙に使われる人の共通点

前記事の続きだけど。

人生って、宇宙が出してくる『ひっかけ問題大会』みたいなものでもある。

しかもその問題、見た目がほぼ同じ。

パッと見は『自分の課題』っぽいのに、フタを開けたら『他人の課題』。例えるなら、毒キノコかキノコかを見分ける感じ。見た目は同じ、食べたら毒。

で、人ってこの“見た目のそっくりさん”に大体感情を乗っけます。『放っておけない!』『助けなきゃ!』『自分がやらないと!』『イライラする!』って、火事場のテンションで突っ走る。

気づけば、自分とはある意味無関係な宿題を抱えて、心のバッテリーをガリガリ削っている。

私から見れば、『あー、また同じ問題で悩んでるな』っていうのが透けて見えるんだけど、当人は人も状況も違うと思ってるから気づきようがない。言ったところで伝わらないと判断したら、もう黙って聞くしかない。

結論、9割は投影。残り1割は純粋に『今ここでやらなきゃマズい案件』。

でも、この9割を見抜けないと、人生ずっと“他人の教科書のページを勝手に破ってる人”になる。これ、もったいないどころか、業(ごう)のポイントがガンガン加算される遊びなのでご注意を。

その仕組みを解説します。

目次

なぜ課題(投影)の見極めは難しいのか

課題の見極めというか、投影ね。

問題の中身は同じ、見え方と出方、人が違うだけで、翻弄される人間たちの図。

わたしからしたら、

また同じ問題で悩んでるじゃん。

ってやつ。聞かされるこっちは、

人と状況が違うだけで、種は同じだけど?

って言いたいけど、言ったところで気づきようがない状態だと判断したら、知らないふりして聞かなきゃいけなくなる。

それがしんどいから、距離を取るんだけど。

  • 見た目が似ている
  • 感情の介入
  • 宇宙(縁起)の仕掛け

① 見た目が似ている

課題の見極めが難しいのは、宇宙がやたらとひっかけ問題を出してくるから。

しかもその問題、見た目がそっくり。パッと見は『自分の課題』っぽいのに、開けてみたら中身は『他人の課題』というパターンが山ほどある。

例えるなら、山で見つけたキノコ。毒キノコかそうでないかを見極めないといけない。見た目はどちらも同じように見える。図鑑を見ても、区別がつかない。

そして、この“見た目に騙される”時ほど、だいたい感情がセットで乗っかってきます。

放っておけない!
助けないと!
自分がいないとダメなんだって!
自分以外助けられないんだって!
イライラする!
腹が立つ!

ぜーーーんぶ、自分。

――この熱量が、まるで火事場の勢いで判断力をぶっ飛ばす。

その結果、気づけば他人の課題を抱えて、エネルギーも時間も吸われる羽目になる…これが『持っていかれる』の王道パターン、実は自分の内側にある未解決部分(投影)が反応しているだけの場合も多い。

つまるところ、自分の中にも同じ種があるから反応してしまう図ね。

投影じゃないのは↓こういうのくらいでしょ。

明らかに自分とは無関係な、客観的に緊急度の高い問題
 例:通りすがりで事故を目撃し、救助(自分の過去トラウマとか関係なし、単に今ここで動かないと人命に関わる)

専門家としての責任や役割で対応せざるを得ない状況
 例:医師が急患を治療する、消防士が火事現場に駆けつける(これは職務、個人の投影とは別軸)

9割は投影、残り1割は純粋に『今ここで対応すべき課題』、これくらいの比率でしょ。

② 感情の介入

課題の見極めを狂わせる最大の犯人――それは感情。

特に『助けたい』『放っておけない』『なんとかしてあげたい』『イライラする』という思いは、ほぼ間違いなく“投影”が正体。

やっかいなのは、この感情がまるでそれが自分の課題であるかのように錯覚させてくること。錯覚というより、自分の課題という自覚もなく、相手の人生領域にズカズカ入り込み、その人が背負うはずの“宿題”を、自分のリュックに入れてしまう。

これが投影の正体。

そして、しばらく歩いてふと気づく――

……なんか重い、この荷物。

そう、それは相手の『業(ごう)』。本来は本人が解くべきパズルなのに、なぜか自分が抱えている状態。まぁ、結局は自分の業でもあるんだけどね。業の入れあい合戦。

感情はエンジンとしては優秀ですが、ハンドルを任せると平気で崖に向かって突っ込む。だからこそ、感情の熱量と課題の所有者は、必ず切り分ける必要がある

③ 宇宙(縁起)の仕掛け

宇宙の悪ノリ。

あなたがまだ解けていないテーマや未解決の感情があると、それにそっくりな出来事や人を何度も何度も送り込んでくる。

これは偶然じゃなく、縁起の仕組みとも言う。

同じ要素を持つもの同士は引き寄せ合い、互いの『課題ボタン』を押し合うようにできている。

例えば

  • まだ『自己犠牲モード』を手放せない人には、『助けてオーラ全開マン』が現れる
  • 『承認欲求の渇き』を抱えていると、『褒めてくれない上司』や『無反応なパートナー』が配置される
  • 『怒りのスイッチ』が残っていると、見事に押してくる“その筋の人”が登場する

これらは全部、宇宙の『宿題出し直しシステム』。解けないままだと、学年を変えても教科書を変えても、中身はほぼ同じ問題が出てくる。

そう、人生ずーーっとコレ。

だから、自覚的じゃないと『なんでいつもこういう人ばかり…?』と無限ループにハマるの図。

逆に、自覚的になれば『あぁ、これ前にもやったテスト』と気づき、もうその課題は受け取らずにスルーできる。

人生はテスト。歌にもあったよねぇ。

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