ごんぎつね|構造化設計(完成版)

前の記事で、
必要な設計はこんな感じかな?

  • 物語構造タイプ定義
    (因果型・視点ズレ型・意味転換型など)
  • 導入フレーズ(最初の一手)
  • 成立条件(理論)
  • NGライン
  • 誤読パターン(構造から逆算)
    因果未接続(出来事がつながってない)
    行為と評価の切断(やさしい・かわいそうだけ)
    動機の飛躍(本文にない理由付け)
    視点未分離(ごん/兵十の混在)
  • 発問テンプレ(戻し方)
  • 接続例
  • 最低到達ライン(評価)

というのを挙げたのだけど。
考えて、アップしてみることにしました。

大体、こんな感じかと思う。

目次

物語構造タイプ定義

基本構造:因果型✕視点ズレ型

コア構造|物語内容

本質:伝達不全による因果の断絶

  • 行為①:いたずら(因)
  • 結果①:兵十は困る(果)

その後、兵十の母親が亡くなる

  • 行為②:栗・松茸を届ける(因)
  • 結果②:兵十は気づかない(果)

  • 行為③:伝えない(因)
  • 結果③:誤解のまま撃たれる(果)
設計者読解

孤独なキツネであるごんは、恐らく、寂しさからくる孤独が原因で、村でイタズラばかりしている。
ある日、兵十のウナギを逃がした後、兵十の母親が亡くなったことを知る。
ごんは、兵十は死ぬ前に母親にウナギを食べさせたかったが、自分のイタズラが原因で、兵十は母親にウナギを食べさせることができなかったと思う。
その後ごんは、兵十に栗やマツタケの届け物をするようになる。
ところが兵十は、その届け物を「神様の仕業」と思う。
それを知ったごんは、「割に合わない」と思いはするものの、兵十への届け物を止めず、ある日、兵十の家に入る姿を見られたごんは、兵十から撃たれてしまう。
ごんを撃った後に、栗やマツタケを届けていたのが、実はイタズラ狐のごんであったことに気づく。
この物語は、行為があっても伝達されなければ、相手の認識は更新されず、結果が変わらないことを描いた物語である。

導入フレーズ(最初の一手)

  • 「ごんは何をした?」(行為)
  • 「そのあと何が起きた?」(結果)

NG導入

  • 「どう思った?」
  • 「かわいそう?」

成立条件(理論)

この3つが成立しないと崩れる。

出来事が因果でつながること
行為と結果が対応していること
視点が分離されていること

NGライン

ここ踏んだら即崩壊

  • 感情先行(かわいそう)
  • 評価先行(やさしい)
  • 動機の決めつけ(償い)
  • 善悪
  • 視点混在(ごんの気持ち=兵十の理解)

誤読パターン

  • 登場人物の整理
  • 事実の整理
  • 行動と結果の対応付け
  • 視点整理
  • 構造図化(因果の可視化)

これを前の記事で作ったんだけど、①・②だよね。
ここをどうするか?という問題。
まず、ここの整理をしていかないといけない。

生徒たちからは、取り留めもなく
様々な回答が飛び交うだろうから。

  • 因果未接続(出来事がバラバラ)
  • 行為と評価の切断(行為を見ずに評価)
  • 動機の飛躍(本文にない理由)
  • 視点未分離(ごんと兵十が混ざる)
  • 設定の飛躍

① 因果未接続(出来事がバラバラ)

出来事は拾えているが、つながっていないパターン

  • ごんは、兵十のために栗やマツタケを届けていて優しい
  • ごんは悪いこともしたけど、優しいと思う
  • ごんはいたずらをして、栗を届けて、最後は撃たれてかわいそう

並べただけで因果になっていない

発問テンプレ

  • ごんは、兵十のために栗やマツタケを届けていて優しい

「ごんは何をした?」
→ 栗や松茸を届けた
「そのあと、兵十はどうしてた?」
→ 神様の仕業だと思っていた
「届けたあと、どうなった?」
→ 気づかれなかった

  • ごんは悪いこともしたけど、優しいと思う

「悪いことって何した?」
→ いたずらした
「そのあと何が起きた?」
→ 母が亡くなった
「そのあと、ごんは何した?」
→ 届け物をした

  • ごんはいたずらをして、栗を届けて、最後は撃たれてかわいそう

「順番に言ってみて」
→ いたずらした → 届けた → 撃たれた
「いたずらしたあと、どうなった?」
→ 兵十が困った
「届けたあと、どうなった?」
→ 気づかれなかった

「誰が何をしたか」に戻せば解決する。

② 行為と評価の切断(行為を見ずに評価)

行為を見ずにラベル貼り

  • ごんはいいこともしている
  • 兵十は冷たい人だと思う(質問自体も消える….)
  • ごんはかわいそう

何をしたかが消えてる

発問テンプレ

  • ごんはいいこともしている

「いいことって、何したこと?」
→ 栗や松茸を届けた
「届けたあと、どうなった?」
→ 気づかれなかった

  • 兵十は冷たい人だと思う(質問自体も消える….)

「兵十は何をした?」
→ 撃った
「その前、何を見てた?」
→ ごんが家に入った

  • ごんはかわいそう

「どの場面のこと?」
→ 撃たれた
「その前に何があった?」
→ 誤解が解けていなかった

なんでそう思ったの?
とかは、一切聞かない。
全部“何した?”で潰す。

③ 動機の飛躍(本文にない理由)

感情・価値観で補完している

  • 反省していたから栗を届けた
  • 優しくしようと思ったから行動した
  • 兵十と仲良くなりたかった

本文に書いてない“心の中”を作っている

発問テンプレ

  • 反省していたから栗を届けた

「“反省してた”ってどこに書いてるかな?」
→ (止まる or 探す)
「ごんは栗やマツタケを届けていたね。」
→ 主観が入っているだけで、崩れてはいないので、事実の抽出だけする

  • 優しくしようと思ったから行動した

「“優しくしよう”って書いてるかな?」
→ (止まる or 探す)
「ごんは何してた?」
→ 栗やマツタケを届けていた

  • 兵十と仲良くなりたかった

「“仲良くなりたい”って書いてるかな?」
→ (止まる or 探す)
「どの場面からそう思った?」

(出てきたら)

「ごんは何してた?」
→ 栗やマツタケを届けていた

「どこに書いてある?」で全部止まる。

④ 視点未分離(ごんと兵十の行為の混在)

誰の認識か不明

  • ごんはいいことをしていたのに、兵十は気づきもしない
  • 兵十はごんの気持ちに気づくべきだった(質問自体も消える….)
  • ごんが届けているのに、神様の仕業とかひどすぎる
  • ごんはやさしいのに、兵十はただのイタズラ狐と思っていて、ごんがかわいそう

ごん側の解釈で全体を語ってる、兵十視点欠乏

発問テンプレ

  • ごんはいいことをしていたのに、兵十は気づきもしない

「“いいこと”って何した?」
→ 栗やマツタケを届けた
「そのとき兵十は何してた?どう思ってた?」
→ 神様の仕業だと思っていた

  • 兵十はごんの気持ちに気づくべきだった(質問自体も消える….)

「兵十は届け物をどう見てた?」
→ 神様の仕業だと思ってた
「ごんは何してた?」
→ 届けていた/伝えていない

  • ごんが届けているのに、神様の仕業とかひどすぎる

「ごんは届け物をしていたね」
「兵十は神様の仕業だと思っていたね」
→ 主観が入っているだけで、崩れてはいないので、事実の抽出だけする

  • ごんはやさしいのに、兵十はただのイタズラ狐と思っていて、ごんがかわいそう

「ごんは何した?」
→ ごんは栗やマツタケを届けていた
「兵十はごんをいたずら狐だと思っていたね。」
→ 主観が入っているだけで、崩れてはいないので、事実の抽出だけする

⑤ 設定の飛躍

  • ごんは、話せなかったのかもしれない

“文学的読み”のモード

「物語の中で、実際にごんは何をしている?」
→ 現実(本文)に戻す

これを、③・④でどう扱うか?
は気になるところ。
個人的には、扱ったら面白いと思ってる。
実際に物語には、話せるとも、
話せないとも書いてないからね。
「そういう読みもあるね。実際にごんは何をしてる?」
から、広げたらいいだけだしね。

これをよ、

人間かも…
実は変身してる…

こうなると崩壊でしょ。
そうじゃなくて、

  • 話せたのか?
  • 行動で伝えるしかなかったのでは?

構造に戻せる問いに戻せるなら、全然ありだと思う。
そっちの方が、わたしは面白い。

教師の頭の中

今これ③だな。
④だな。

口に出すのはこれだけ。

何した?
そのあとどうなった?

①で直して、②・③・④で見抜く。

聞くのは①ベース。
②③④は分類として持っておく、そんな感じ。

つまり、こういうこと|発問テンプレ(戻し方)

因果“だけ”を言わせる。
誤読って全部、因果から外れる動きにある。
だから、因果に固定する。
子どもが「やさしい。」といったとしても、
「そう感じたんだね。」
くらいで終えて、とにかく因果に繋ぎまくる。
順番に並べ直させる

① 接続を強制

因果の型に戻す

〜したから、どうなった?
その前に何があったかな?
そのあと何が起きた?

② 行為に戻す

評価を剥がす

ごんは何をした?
どの行動のこと?

③ 視点を入れる(必要なときだけ)

つながりを確認

それ、誰から見た話?
兵十はどうなってる?

因果に固定する

ごんは何をした?
そのあと、どうなった?
〜したから、どうなった?

行為ベースでつなぐ

いたずらしたあと、何が起きた?
栗を届けたあと、兵十はどうしてた?

動機の飛躍

それ、本文に書いてあるかな?

接続できた状態(ゴール)

こうなればOK。

ごんがいたずらをした
→ 兵十の母が亡くなった
→ ごんがそれを知った
→ 栗やマツタケを届けた
→ 兵十は神様の仕業だと思った
→ ごんは伝えなかった
→ 撃たれた

評価を剥がして、行為でつなげる

①と③の違い

  • 登場人物の整理
  • 事実の整理
  • 行動と結果の対応付け
  • 視点整理
  • 構造図化(因果の可視化)

整理をすると、①と③は同じことをしてるように見えるけど、やってる処理は別物

なにが違うかというと、

①は(因果)

時間でつなぐ

  • 何が起きた?
  • そのあとどうなった?

出来事の“流れ”を作る作業。

③(視点)

意味でズラす

  • ごんはどう見てる?
  • 兵十はどう見てる?

同じ出来事の“解釈”を分ける作業。

してることは似てるんだけど、

  • 行為を見る
  • 結果を見る

①は一直線(1本の線)、③は分岐(2本に割れる)。

イメージとしては、

①はA → B → C → D(一本道)で、素材は同じ(出来事)

③は、A → B → C
 ↙   ↘
ごん視点 兵十視点で、操作が違う

①をやってるから③が成立する構造。
①がないと、

  • 視点もぐちゃぐちゃ
  • 感情で語り出す

で、崩壊になる。
③は①の上に乗る別処理。

①で素材を純化してるから、③でズレが見える。

普通はこうなる。

  • 素材が汚れてる(感情・動機混入)
    → 視点もズレる

構造化授業は、

  • 素材=行為と結果だけ
    → 視点のズレがくっきり出る

接続例

  • 基本形
  • ごんぎつね用
  • 子どもの習熟度|テストの内容

① 基本形

  • 〜した → 〜なった
  • 〜したから → 〜なった
  • 〜したあと → 〜が起きた

② ごんぎつね用

  • うなぎを逃がした → 兵十が困った
  • 母が亡くなった → ごんがそれを知った
  • ごんは、自分のせいで母親にうなぎを食べさせることができなかったと思った → 栗や松茸を届けるようになった
  • 栗や松茸を届けた → 兵十は神様の仕業だと思った
  • 兵十は神様の仕業だと思った → ごんは、割に合わないと思った
  • 伝えなかった → 誤解が解けなかった
  • 誤解が解けなかった → 撃たれた

連鎖強化をするなら、

  • 母が亡くなった → ごんがそれを知った → 届け物を始めた
  • 届け物をした → 気づかれなかった → ごんは、割に合わないと思った

行為を強制する型

  • 「〜したあと、どうなった?」
  • 「〜したら、どうなった?」
  • 「そのあと、何が起きた?」

これで接続を引き出す。

穴埋め型(授業で強い)

  • 〜した → (   )なった
  • 〜したから → (   )
  • (   )したあと → 〜が起きた

二段接続(応用)

  • 〜した → 〜なった → だから〜した
  • 〜した → 〜なった → でも〜しなかった

ズレ強調型

  • 行動した → でも伝えなかった → だから伝わらなかった
  • 行動はした → でも意味は届かなかった

シンプル化(低学力対応)

〜した

  • どうなった?
  • そのあとは?
  • 次は?

評価を消して、出来事をつなぐ。

成功ラインとしては、

  • 主語がある
  • 行動がある
  • 順番がある

この3つが揃えばOK。
「〜した → どうなった」を言い続けるだけでいい

③ 子どもの習熟度|テストの内容

この辺もだけど、()式にするのか、全文書かせるのか?
この辺、どちらでも大丈夫だけど、判断がつかない。

そこの取り決めも重要になると思う。

というのも、
子どもが小学校1年生のころに
あらゆるテストを取り寄せて、
種類について調べたことがあって。

単元同じなのに、
全文書かせるもの、()埋めのもの、それの中間。
色々あったんだよね。

で、当校が扱っているのは()埋め式だったのよ。
どういう基準で採用されているのか
わからないけれど、
多分、基準があるのでは?
習熟度を見て、わざとそれを選んでいるのか、
学年推移するごとに変えているのか。

3年生くらいから、全文埋めが2つくらい出てきたかな?
そんな感じだったと思う。
※他校のは知らない(調べたのは1年生のときだけ)

例えば文字を書くときに、
「書いている。」
という文字を書くとするでしょ。

1文字1文字見ながら書く子、いませんか?
文字を頭に描きながら、文章通して落とすという行為が難しく感じる子もいるかもしれない。
小学校1年生は、とくにそうだと思うんだよね。

書くという行為に不可がかかりすぎて、
読むだとか、見る、考えるという行為が疎かになる。
そんな感じかな。

その辺の習熟度で、
この辺の難易度も考える必要があると思う。

例えばだけど、

①②固め

()埋め

例:「ごんは(イタズラ)をした。兵十は(困った)。」

③④入り口

部分記述

例:「ごんは栗を届けたが、兵十はそれを(神様の仕業)と見ている。だから、ごんは(割に合わない)と思っている。そのため、誤解は解けず、(撃たれてしまった)。」

上位

全文

例:「ごんの行動と兵十の見え方のズレについて説明しなさい」

※下に記載

以前、これを書いたことがあるけれど、

  • 事前・事後テスト(自由記述100字)
  • 因果接続文(〜だから)の出現率
  • 視点言及語(〜から見ると)の出現回数

これを数値化するなど。

色々想定するに、この辺をどうするのかだとか。
今回の、わたしの案をまとめて出して、とりあえず全部書かせるのか。

ちょっと、分からない。
わたしは↓これでいっかなとは思うけどね。
でも、難しければ、書けてるの数名ってこともあるかもしれなくて。
ちょっと、恐ろしいじゃない。

最低到達ライン(評価)

以下ができればOK。

  • 出来事を2つ言える
  • 「〜だから〜になった」を1つ言える
  • ごんと兵十の見え方が違うと言える

これでよい。

例えば、出来事を2つ言えるとは、
感想ではなく、本文に書かれている事実を2つ取り出せるということ。

  • ごんが兵十のうなぎを逃がした
  • 兵十の母親が亡くなった
  • ごんが栗や松茸を届けた
  • 兵十はそれを神様の恵みだと思った
  • ごんが兵十の家に入った
  • 兵十がごんを撃った

こういう、主語と動きがあるもの。

  • ごんはかわいそう
  • ごんはやさしい
  • 兵十はひどい
  • ごんは後悔している

これは出来事でないので、NG。

  • ごんは『兵十を可哀そう』と思った。だから、栗やマツタケを届けた。

これも、構造的にNG。
そういうこと。

この最低到達ラインを確認してから、上位到達ラインにたどり着けるように、③行動と結果の対応付けへ進む。
↓これ。

スクロールできます
出来事質問生徒の意見(最初は空白)
ここを埋めていく
最終回答(第5時)
ごんは村でいたずらをしている
兵十のウナギを逃がす
兵十の母が亡くなる
・ごんはなぜ、いたずらばかりしているのかな?
・兵十から見たごん、ごんから見た兵十に変化はあったかな?
・さみしいから、かまってほしいから(主観)
・兵十には、ごんのことをもっと嫌いになったと思う(主観)
・ごんは、自分と同じ孤独になったと思った
・ごんは、悪いことをしたと思った(これは主観)
ごんは「自分のせいだ」と思う
魚を届けて、兵十が怒られる
栗・マツタケを毎日届けるようになる
・どうして、自分のせいだと思ったのかな?
・ごんはなぜ、兵十にいろいろ届けようと思ったんだろう?
・ウナギを逃がして、兵十が母親にウナギを食べさせることができなかったと思ったから(ごんの主観)
・償い、悪いことをしたと思ったから(主観)
・許してほしかった(主観)

・ごんは、話せなかったから、届け物をしようとしたのかもしれない(主観)
兵十は神様の恵みだと思う
ごんは「わりに合わない」と言っている
・ごんは、なぜ「わりに合わない」って言ってるんだろう?・届け物をしてるのが自分だと気づいてほしいから(主観)
・お礼を言ってほしい(主観)
ごんが家に入る
兵十が撃つ
届け主がごんだと気づく
・ここまでの流れを整理して、二人の見え方に変化はあった?・兵十はずっと「いたずらギツネ」だと思っているけど、ごんは、兵十と仲良くなりたいと思っている(主観)

上位ラインに進んでも、最低到達ラインのままの子はいる
上位=全員到達ではない、最低=保証ライン。
上位に行けなくても崩れない設計ではある。

主観は“出すもの”であって“確定するものじゃない”から。

③は主観バンバン出していい、ただし支配させない
「そう見えたんだね、感じたんだね。」
それで、必ず因果に戻せることが条件。

現場で話し合いが必要な個所は、

①で整えたものを前提にして
③④の“扱い方”のすり合わせ
でいいのでは。

③④が教師によってかなりバラつくところだから。

  • 構造に戻せるものだけ残す
  • 飛躍は残さない

会議の中心は③④、ただし①②を前提にした“運用設計”として扱う。
補足で、設計者の基本方針は提示できる。

上位到達ライン(評価)

以下ができていれば上位到達。
出来事を単発ではなく、連鎖として捉えられるか

  • 因果を複数接続できる
  • 行為と動機のズレに気づける
  • 視点のズレが結果にどう影響したか説明できる

つまり、

  • 因果:1本 → 連鎖で見れる
  • 行為:そのまま見る → 動機とのズレを見る
  • 視点:分ける → 結果への影響まで説明する

例えば

ごんがうなぎを逃がした
→ 兵十の母が亡くなった
→ ごんがそれを知った
→ 栗やマツタケを届けるようになった
→ 兵十は神様の仕業だと思った
→ ごんは割に合わないと思った
→ それでも、栗やマツタケを届けた
→ 誤解のまま(兵十の中で「イタズラ狐のごん」のまま)撃たれた

ごんは、兵十のうなぎを逃がしたことから、兵十の母がうなぎを食べられずに亡くなったと考え、栗やマツタケを届けるようになった。
しかし、兵十はそれを神様の仕業だと思っていたため、ごんの行為は伝わっていなかった。
ごんはそれを割に合わないと思いながらも、伝えないまま届け続けた結果、兵十の中でのごんの認識は変わらず、「イタズラ狐のごん」のままだったため、撃たれてしまった。

または、

ごんは言葉で伝えていない。
話せたかどうかは分からないけど、栗やマツタケを届けている。
しかし兵十はそれをいたずらだと捉えているため、その意味は伝わらず、撃たれてしまった。

「感情で読む」から「構造で説明する」へ移行している状態

つまり

  • かわいそう
  • やさしい

ではなく、なぜそうなったかを説明できる状態
これができていれば、「構造理解」に到達していると評価する。

話せる話せないも、因果を間違うとNG寄りになる。

↓NG例はコチラ

ごんは、話をすることができなかったのかもしれない。
だから栗やマツタケを持っていくしかできなかったのかもしれない。
結果、その行為が兵十に伝わることなく撃たれてしまった。

なぜか?
因果が違うからです。
言葉が使えなかったから、栗やマツタケを持っていくことしかできなかった。
栗やマツタケは持っていったけど、「話せなかったから」が原因とは本文に無い。

だから、③・④での扱い方は、迷うよね。
面白いけど、困惑する可能性がある。
下手に言うと、上位判定ライン外になる可能性。
因果を間違うということが出てくる。
教え方次第。

まとめ(教師用)

この授業のゴール

知識・技能
本文中の事実を抽出できているか
思考・判断
行為と結果を接続できているか
視点の違いを区別できているか
表現
本文根拠を用いて説明できているか

本モデルは知識・技能評価(テスト評価)とは直接連動させない。
要するに、通知表(左欄)とも連動させない方向。
思考・判断・表現の育成を目的とした形成的指導法。

多分、怪物級も作ってるのかな?
スリ合わせで、決行できるのでは?
って勝手に想像してるんだけど、どう?

あぁ、ごめん、伝え忘れ。
スリ合わせというのは
反証込みのスリ合わせのことね。

わたしの想像なんだけど、
設計の境界線を決める作業ができるのでは?

設計は凡人基準、強度は怪物で測るっていうね….

いや、人読みとかになると、
自分も怪物かと思うよ。
「空」という自覚はあるけど、
長年の検証データもあるからね。
これは分野が違うからさ。

まぁ、この記事で、あらかた分かるだろうし。
そこは怪物級が調整できそうだものね。

掃除くらいはできたかな。

わたしのが足りてない可能性も十分にある。
体感では「青信号」なんじゃないかな。
「黄信号」でも、青が混ざってるヤツだよ。
あとは、「青」にすればいい。
多分、すぐだよ。

一番難しい指導は、子どもたちに本文の事実を書かせることだろうね。
多くの場合、主観が混ざる。
①②は土台で、③④は事故が起きる場所。
だから教師は、どれが主観に当たるかを十分に理解しとく必要がある。
そして主観を排除するのではなくて、本文の行為や因果に戻す力が必要になる。
という結論になるね。

因果に戻したところで、
生徒がそれをどう理解するかだよね。

だからやることは、

例えば「やさしい」

“やさしい”を消すんじゃない
“やさしいの位置”を上げる

やさしいと思う。

どの行動からそう思った?

→ 行為に接続

でも兵十はどう見てるかな?

→ 視点追加

神様の仕業だと思ってる。

ごんは、それについてどう思ってるかな。

割にに合わないって、思ってる。

こういう流れで、何が起こるかというと、

同じ「やさしい」でも、

  • 浅い優しい → 戻す
  • ズレを含む優しい → 上位化

その辺をどうするかの話し合いになるのではないのかな。
ムズいね。
分かる生徒、いそうかしら。
③・④がガラリと変わるのよ。

ちなみにわたしなら、書いといて何だけど、扱わない可能性。

この物語は、「伝える・伝えない」の話でしょ。

だから、そこを掘るかな。

出るか分からないけれど、

ごんは、話せなかったのではないかと思います。

どこを見てそう思った?

「」が使っているけど、…と思った。
となっているからです。

そういう見方もあるね。
ごんは、どうしてたかな。

栗やマツタケを届けていました。

そうだね。
言葉じゃなくて、届け物をしてたね。
話せたか、話せなかったかは
分からないけれど、
届け物をすることで、
どうして欲しかったんだろうね。

気づいてほしかったのかも。

そうかもしれないね。
結局どうなったかな。

兵十は、届け物を神様の仕業だと思い、
届け主がごんだと気づかれることはなく、
撃たれてしまいました。

そうだね。
撃たれたとき、
兵十から見えたごんは、
どういうごんだったんだろう。

こういう流れを考えたいかな。

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